iPhoneが紙とペンの代替品になるかも

ZeptoPad」という、iPhoneでメモ帳を代替するアプリがけっこういい。1200円という価格の高さと辛口レビューで躊躇したけど、使ってみると期待以上のレベル。

  ZeptoPad http://zeptopad.com/index_j.html

といっても、指先で線をひいたり、文字が入力できるだけのソフト。あの小さい画面で、タッチインターフェースを使ってアイディアスケッチがとれる。と、いうとたいしたことはなさそうだが、自分にとってはこれがけっこう革新的。


モノを考えるとき、フェーズごとでいろいろなツールを使う。

初期の段階−アイデアを考えたり、頭の中の混沌を書き出したり、企画の概要を考えるときに時に役立つのは、紙とペン(もしくはホワイトボード)。ある程度、考えが出揃ってくるとテキストエディタでアウトラインを作って整理する。パワーポイントを使うのは、フェーズでいうとけっこう後の段階。

iPhoneZeptoPadは、テキストを書いたり、パワーポイントするようなツールではない。小さい紙一枚とペンに近く、考え事のフェーズでいうと初期の段階の、アイディアのスケッチに使える感じ。

電車の中や喫茶店で、ふと思いついたらテキストを入力し、適当に配置して線を描いて色を付けられる。紙を無駄にするためらいが無く、Undo&Redoができる分、紙+ペン以上に気軽に使える。

この程度の用途に割り切って使えば、このアプリは機能としても必要十分に揃っていて、既に言うことがない。


実装する機能はメニューをみればすぐわかるし、3分いじれば操作も把握できる。操作感の慣れは人それぞれだと思うが、自分はすぐに慣れた。今ある以上に、必要な機能は特に思いつかない。


↓本をよみながらマインドマップ的まとめに

↓考え事の整理に

※画像が荒いのは縮小したせい。アプリからは、もっと大きなサイズでちゃんとエクスポートされます。


ということで、すごく良いアプリを発見した感じ。


気になる点としては、オブジェクトの拡大縮小を行う時、指二本でディスプレイをタッチしながら、近づけたり離したりして大きさを拡大するのだけど、その二点タッチのタイミングが少々厳密な気がする。

拡大縮小しようと思ったのに、線を描いてしまうことがたまにある。でもそれは、自分の指の性能かもしれないので、まぁ、なんともいえない。


あ、あと、Google DesktopでIndexされるようなデータ、たとえばPowerPointとかでエクスポートできるともっといいかも。